お知らせ
椿
菓子百花 菓子 玉島高校 松本あかねさん 器 岡山県立大学 高原優海さん(№3)
2021/07/19
広げよう応援の輪

「菓子百花 其の四」を拝見して 良寛椿の会 会員 早川正弘

№3 竹づつ

良寛さんは、国仙和尚から附良寛庵主の印可の偈を授かった。これは覚樹庵であり、後の五合庵の生活の原型となったとも言われる。双方に偶然とも思えない竹林があったこともあり、良寛さまは竹をこよなく愛された。良寛さまの二句と一歌を紹介します。

『風鈴や 竹を去ること 三四尺』~風鈴の音の心地よさ、よく見れば三四尺先に清楚な竹がみえる。

『涼しさを 忘れまいぞや 今年竹』~竹に素直・高潔・虚心を見てこれらをずっと忘れないでと願う。

『我が宿の竹の林をうち超して吹きくる風の音の清さよ』~竹林を通る風の音は何と清らかな事よ。

作品「竹づつ」には、素直な心を竹で子供心をお菓子で表現されているイメージは正に良寛さまに通じる。一方、大人の良寛さんには、こよなく愛されたお酒がある。黄金の水を求めて、夜な夜な現れるホタルとあだ名されたと伝えられる。上の句を情景に、竹に入ったお酒を楽しまれていたのではと

想像したくなる。

作品「(いん)」の隠は、世事を離れる、隠れるの意と思われる。良寛さまの隠棲と目立たないが力になる大地をイメージできるようです。敢えてつけた段差と区分けに意図を窺わせるが、如何に。