『漢字三音考』を眺めて 米子市 大原 啓道
2024/07/02
活動レポート
『漢字三
音考』を眺めた! 眺めたのであって、読んだのではない。つまり、私には、
この作品は、本居宣長全集の第五巻に所収してある。
頁を出してみると、カタカナ混じりの文章で、私には、
眺めているだけでも、「漢」とか、「呉」とか「唐」という字が、
著作の最後は、こんな言葉だった。(注)
風雅ノ道ヲ思ハム學者ハ心シテ讀ムベキ事ニナムアリケル
「風雅」と言う言葉で、本居宣長が何を意味していたのか、
晩年に近い七十才の良寛が、この作の、何にこころ惹かれ、
注:『本居宣長全集』筑摩書房・昭和45年9月刊、
(2024年3月1日)