わたしの残した文に、良寛さまは、ご返事を下さった。
若き日に嫁ぎ、夫たる人に仕え、日々を暮らした。夜には、時に、
わたしは、すぐ、お返しの歌を添えて、ご返事の文を差し上げた。
お目にかかり、直接、お声を聞き、御仏の説かれたお言葉を、
梓弓 春になりなば草の庵を とく出てきませ 逢いたきものを 良寛
お歌を見て、庵の雪が恨めしくなった。
春よ、とくこよと、祈った日々であった。



わたしの残した文に、良寛さまは、ご返事を下さった。
若き日に嫁ぎ、夫たる人に仕え、日々を暮らした。夜には、時に、
わたしは、すぐ、お返しの歌を添えて、ご返事の文を差し上げた。
お目にかかり、直接、お声を聞き、御仏の説かれたお言葉を、
梓弓 春になりなば草の庵を とく出てきませ 逢いたきものを 良寛
お歌を見て、庵の雪が恨めしくなった。
春よ、とくこよと、祈った日々であった。